動物病院での健康診断
春の予防シーズンでの健康診断。
多くの動物病院が実施しており、
モノリスさんやIDEXXさんも力を入れることで、フィラリア検査とセットで「健康診断(血液検査)」を勧めることは動物病院の常識になりつつあるんじゃないでしょうか。
飼い主様にとっても、病気の早期発見につながる健康診断はありがたいサービスです。
病院にとってもメリットがありますよね。
・フィラリア抗原検査+健康診断による売上増加
・飼い主様の満足度UP 等
ただ、そこに留まらずに、もう1歩進めて、この機会を活用していただくと。
健康診断によって、顧客の「選別」が可能になります。
顧客の選別とは
その顧客が、
病院にとってどの程度のポテンシャルを有しているのか?
将来的にどのぐらいのお金を落としてもらえるのか?
ちょっと、なかなか表に出せる話ではないですけどね、、、
健康診断を受診するような顧客は、健康にも気を使うだろうし、病気や怪我の際にも最後まで諦めずにお金を使ってくれる意識の高い顧客のはず。
病院にとって、有益な顧客なのか、有益でない顧客なのかを選別する。
健康診断はこの手始めのサービスに活用することができます。
健康診断の常識を疑いましょう
ここまでを動物病院の常識とするならば、この常識すら疑いましょう。
将来、お金を使ってくれるかもしれないとか、そんな曖昧な可能性に期待するのではなく、
その顧客に今いくらお金を使っていただくのか、
こちら側が意図するように顧客を育てたくないでしょうか?
やり方というか、考え方はそんなに難しくありません。
顧客の『動機』を明らかにすること、です。
顧客はどんな動機で健康診断を受診されていますか?
その動機を聞き出せていますでしょうか?
そして、その情報を記録できていますでしょうか?
「予防シーズンは忙しいから○○できない」
これ、一番よく聞く、できないというか、やれない理由ですよね。
僕はよく先送りする人間なので、
できない状況、やれない状況はよく分かります。
実際、予防シーズンの現場は、待ち時間のイライラも募って大変な状況ですからね。
ただ、やれないことを言い訳にしてしまっていたら、
いつまでも状況は変わらないですよね。
スタッフが動かない、これも申し訳ないですが言い訳です。
スタッフに主体性をもってやらせるのは時間がかかる作業です。
※スタッフ5名以下の動物病院では、費用対効果に見合いません。
できないものを、できるようにどうやって工夫するか。
結論から言えば、弱者の戦略になりますが、地道に「準備」することです。
コツコツと積み立ての「準備」をすること。
まあ、コツコツも大変なんですけどね、日々追われていると。
私だったらどうやって「準備」するか。
例えば、1月、2月の閑散期に事前アンケートを発送します。
回答してもらえたら健康診断が割引になるようなアンケートです。
割引については、反対意見もチラホラ聞こえてきそうですが、はなから全員からの回答なんて期待していません。
10%でも20%でも回答が集まれば儲けものです。
やらなければ、回答はゼロのままです。
目的を明確にして、しっかり準備を進めて、
予防シーズンを迎えていただくことで、やれることは本当にたくさんあります。
今は、ITツールのハードルも低くなっています。
地域の子供会ですら、アンケート集計はネットで実施してますからね。
どんな内容のアンケートにすればいいかはもちろん、
顧客の労力を最小限にするアンケートの手配、
その後の拾い上げ方、フォローのやり方 等
いろんなやり方があると思います。
※スマホを使ったやり方もありますよ。
ぜひ、準備を進めて見てください!
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