動物病院における採用事情は
獣医師、動物看護師、トリマー専門の求人サイトが続々と開設されています。
それだけ採用のニーズが多いのでしょう。
私のところにも必ずといっていいほど採用関連のご相談が寄せられます。
これまで何度もお伝えしていますが、スタッフは裏切ります=退職します。
これは私の持論です。
クライアントの先生にも必ず伝えています。
もちろん、ネガティブな退職理由だけでなく、環境の変化など不可抗力の理由も含まれます。
だから余計につらいですよね。
産休制度をつくって、産休・育休明けでようやく戻ってくるかと思ったら、退職します、とか。
誰も責められないです。
そんな中でも
世の風潮はといえば、
・院長に素晴らしい人格を求めたり
・活気溢れるチームを求めたり
・高収入、教育環境、福利厚生を求めたり
・働きがいのある環境を求めたり
そんなこと言われたって、個人経営でやってる中では無理ですよ。
時間も余裕もないですから。
最近では動物病院専門の人材紹介会社が出始めています。
ターゲットとする病院の規模も明確で、年商1億円前後の病院ですよ。
一種の麻薬ですよ、求人をかけても問い合わせが来ないのに、人材紹介からはバンバン連絡が来ますから。
ただ、それなりに予算をかけられる病院でなければ、人材紹介会社を使うのもなかなか現実的ではないと思います。
目の前の採用に困っているなら、以下の『現実的』な取り組みをしていただきたいです。
・採用計画を管理する
・1つのルールを病院に導入する
今回、当たり前のことをお伝えしますが、
これができていない動物病院が多いんです。
動物病院の採用における2つのルール
1つめ
採用計画の管理とは、
どんな人材を求めて、
どこにどんな求人内容を掲載、提出して、
その結果がどうなったか、どうなっているか
反応に応じて、
それぞれ続ける、やめる、新たに始めるを繰り返す。
地味な作業ですけど、これが鉄板だと思います。
ただ、これらを決して、院長の”頭”の中だけで済まさないでください。
必ず書き出していただき、管理することで、ものごとが俯瞰的に見えるようになります。
強いて言うなら、
ブログやSNSのような更新できるものを用いて、
採用に関する考え方、求める人物像、院長ご自身のキャラクター・個性等を発信できれば、なおいいです。
なかなか時間と余裕がないと思いますので、余力があれば。
2つ目
ルールを病院に導入するとは
病院全体が共通して目標とするゴールを導入することです。
※数字で把握できるもの、成果の判断に時間を要さないもの。
得てして病院業務は仕事内容が多岐に渡ります。
幅広く、まんべんなくを業務としてこなしていくことを求めがちになりますが、
それではつまるところ惰性の始まりです。
あまりいい表現とは言えませんが、
スタッフなんて、院長ほど能力は高くないし、背負っているものが比較にならないですから、期待しない方がいいんです。
個人の人格と向き合ったって、千差万別の価値観を持っていて、それぞれに合わせた向き合い方なんて、普通の人にはできません。
だったら、
数字として管理できるものを限定させた方がいいです。
それは採用に関わる必要はないと思います。
来院数でも、再来院比率でもいい。
そこに集中して取り組み、成果を共有する、繰り返していただく。
失敗をされてください。継続してください。
採用だけでなく、人材育成や、売上にまでも、必ず好影響が派生するので。
いつかよくなる、きっとよくなるでは、事態は悪くなるだけでしょうから。
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