届けたい人はクライアント
人材は育成するな
これまでに何度もお伝えしてきていますが、これが私の持論です。
この言葉を届けたい人がたくさんいるのに、残念ながら届かない。
これは私の力不足です。
先日、私がコンサルティングのご支援をさせてもらっている院長先生から、感謝の言葉をいただきました。
獣医師2名、スタッフ5名、
人材育成で長年悩まれていた訳ですが、
ご支援をスタートしてから半年。
病院の変化を体感できるところまで来たとお言葉をいただきました。
この半年の間に紆余曲折、様々な問題が起こりました。
将来のエース候補スタッフの失踪
リーダー格スタッフの退職願い
新人スタッフの退職願い
院長は本当に苦しかったと思います。
私が関わることで、大きな波風が起こりました。
それでも、前向きに捉えられて、前を向いて進まれた。
現在はスタッフが落ち着かれて、それが何よりの状況です。
スタッフが自分たちで考えて動く、
目指されているところはまだまだ達していないですが、
実際、売上も少しずつ伸びて好循環に入りつつあります。
人材は育成するな、
これを体現なさったからこそ、病院の変化が起きたんだと感じています。
院長は何をされたのか?
実際、院長は何をされたのか。
私がコンサルタントとして、
全体ミーティングを開催したり、スケジュール管理や、各人のタスク管理をしたり、様々に行ったのは事実です。
ただこれらは枝葉であって、本質ではありません。
一番は。
院長の考え方や行動が変わったことです。
スタッフ育成に取り組んだ訳でもなく、
スタッフにその原因を求めた訳でもありません。
開業10年以上。
同じことの繰り返し。
同じ悩みの繰り返し。
院長ご自身が「このままではダメ、変わらなきゃ」と強く決意されたからだと思います。
私はコンサルティングさせていただいただけです。
もちろん様々なご相談をお受けしましたが、
実際に考えて、決めて、行動されたのは院長ご自身でした。
最近は、
スタッフに口を出すことが少なくなった。
皆が動いてくれる、イライラすることが少なくなった。
そうお感じになられているようです。
この院長は、本当に大きな武器を手に入れられたと思います。
だって、積年の悩みを乗り越えたんですから。
ご自身と向き合われて、乗り越え方が分かったんですから。
次に同じことが起こっても乗り越えられます。
今回、皆さんにお伝えしたい、届けたいのは、
人材育成しないでください、そんなことではありません。
この院長先生のように、
そのぐらいの強い動機を抱いて、病院経営をなさっていますか?、ということです。
私も小さいながらもコンサル会社を経営しているから、気持ちは分かります。
ツラいとき。
苦しいとき。
投げ出したいとき。
はっきりいって、そんな日々、時間の連続で、しっかり向き合うことも少ないと思います。
流されてしまうと思います。
そんな時に、
安易なものに手を出さずに、しっかりご自身と向き合われるからこそ、
今後の動物病院経営に活かすことができる、いや、ご自身の人生にもきっと役立つことができるんだと思います。
必要となる時間や労力は、それぞれの先生で状況は変わると思います。
ただ、結局はご自身と向き合うこと、これだけだと思います。
変化に富む時代、
動物病院経営だけでなく、これは僕自身にも起こることであり、常々言い聞かせていることでもあります。
変わろうと思ったとき、それがベストタイミングなんだと思います。
いろいろな積み重ねがあり、失敗があり、環境の変化があり、
それがベストタイミングなんだと思います。
そのタイミングのぜひ逃さないでいただきたいです。
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