動物病院経営における最大の経営リスクは「人材」?
結局、一番の悩みは人なんでしょうね。
人材がいない
人材がこない
動物病院関連の求人サイト、
軽く数えただけでも、10近くの求人サイトが混在しています。
多くの病院が複数の求人サイトに求人広告を掲載して。
運良く問い合わせが来るか、来ないか。
人材紹介会社も活躍されています。
求人を掲載したところで、問い合わせがこない訳ですから、マッチングしてもらえるのはありがたいですよね。
ただ、望むような人材はなかなか、という感想も届いています。
厚生労働省が2018年1月に発表した有効求人倍率は、
1.50倍
これ簡単に言うと、
仕事を探す1人に対して、1.5件の有効求人があるという状況です。
動物病院業界だけじゃないです、これは全ての業界の平均値です。
日本の人口が全体的に減少している以上、
この状況が好転するとは思えず、いつまで続けられるでしょうか?
どんなにマネジメントを頑張ったとしても、
結婚・出産・育児にまつわる退職
介護にまつわる退職
ステップアップの退職 等
不可抗力の退職もあり、
ましてや、貢献してくれない人材による退職も含めて
人材って、「リスク」でしかない。
僕はそう思って、割り切るようにしています。
人材を「人財」なんて表現をされて、
人材育成に力を入れることを推奨していますが、
くれぐれも捉え方は間違えないでいただきたいです。
5人未満の企業が抱える人材問題と
10人規模の企業が抱える人材問題と
50人規模の企業が抱える人材問題
全く違います。
スタッフ10人未満の動物病院は
人材育成に力を入れてはダメだと思うんです。
語弊なくお伝えすると、
人材育成の力の入れ方を間違えないでください。
私はこれまでの様々な動物病院をコンサルティングさせていただいた経験から、
院長先生ご自身のポテンシャルもあるし、
スタッフさんのポテンシャルもあるし、
その上での経営環境という状況もあるし、
人にまつわる課題は正解は作れないんです。
ですから、形がないものに力を尽くすのではなく、
『環境づくり』『ルールづくり』に徹していただきたい、と思います。
つくづく思いますが、人材育成・リーダーシップは一種の「才能」です。
皆が生まれつき持ち合わせているものではありません。
知り合いの院長にいらっしゃるんじゃないでしょうか。
なぜか、マネジメントがうまく言っている方。
人材のマネジメントは、アプローチ方法は無限にあり、答えがないのが厄介なところです。
努力で身につけるためには、
多くの失敗を含めた、相応の労力と時間が必要になります。
その「才能」を持ちあわせていない人、
失敗と努力を積み重ねられていない人が、
どんなにスタッフと個人ミーティングをしても
どんなにスタッフを食事に連れて行っても
どんなにスタッフと向き合っても
スタッフは退職します。。。
スタッフのモチベーションなんて、
他人はコントロールできないと思っています。
そんなことに気を回すぐらいなら、
スタッフが考えなくても目標に向かって行動できる、
「環境づくり」「ルールづくり」に取り組んでいただきたいです。
同じ努力をするなら、
ひとりのスタッフに対して時間を費やすのではなく、
「環境づくり」「ルールづくり」に時間を費やしていただきたいです。
それが私が見いだした結論です。
スタッフ5人未満には、5人未満なりの
スタッフ10人規模には、10人規模なりの
「環境づくり」「ルールづくり」のやり方があります。
例えば、
病院全体で、どんな数字を追いかけていますか?
どんな形で、共有、フィードバックを行っていますか?
もう既に到来していますが、
人材は、常に補充できるものではなくなってしまっています。
スタッフ退職ありきの病院経営スタイルに危機感を持っていただきたいです。
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