動物病院の今後を人材面から予測する

 

こんにちは、北村(@PALN-B)です。

 

動物病院の今後について、

 

前回、前々回とお伝えしてきました。

 

 

動物病院の今後を中長期的な視点で予測する

動物病院の今後を予測する

 

 

今回は、動物病院の今後を特に、人材面にフォーカスしてお伝えしていきます。

 

売り手市場から買い手市場になるのか、人材はやはり採用しにくくなるのか、

 

そのような疑問を解消するヒントになればと思います。

 


動物病院の人材は今後多様化する

 

ひと言で、今後の動物病院の人材を予測すると、

 

僕は多様化していくと思っています。

 

多様化のベースは、

 

職種と仕事内容の両面で、です。

 

 

前回の記事、動物病院の今後を中長期的な視点で予測する、で述べたのですが、

 

オンラインによるコミュニケーションに長けていく必要が1次診療の動物病院には求められます。

 

 

SNSなのか、顧客管理システムなのか、

 

それは一概には言えませんが、通販サイトのamazonのように、なんで分かるの??というようなタイミングで、

時期と内容が即した情報をお届けできるようにならなければならない、むしろ一般化していくと思っています。

 

 

そのサービス提供を誰が担うのか、

自社人材が担うのか、外注するのか、システム会社が行ってくれるのか、

 

 

今後、オンラインに留まらず、病院内の雑務雑用も細分化されていくと感じます。

 

 

これはコロナ関係なく、動物看護師の国家資格化によって、より医療行為に近い、採血、留置、検査、麻酔導入などVTさんができる分野が広がり、より利益率の高い行為に関われるでしょう。

 

 

そうなると、入院管理はさておき、犬舎掃除や洗濯、掃除・衛生管理等は、大きな付帯業務となってしまいますので、それを細分化して、パートタイムで働いていただけるような人材を採用して、その業務に見合った賃金を支払っていくという流れにもなるように思います。

 

 


動物病院における今後の採用活動

 

そして、人材面です。

 

動物病院は増え続けていますし、一方で、最大手のペット保険会社や企業病院はM&Aを繰り返しています。

一説には既に70病院近くのM&Aを水面下で実施しているようです。

 

 

新卒採用も、中途採用も、福利厚生も、

 

数の理論で、お金も時間も労力も、コストを下げられますし、多面的に展開できます。

 

そして、オンラインです。

時間と場所を選ばずに、求職者と接触できるようになります。

 

以前、ペット専門の求人広告サイトの求職情報を全て見る調査をやってみたのですが、

その8割は企業病院でした。

過去記事:8割が企業病院という事実

 

 

今後は、個人の開業動物病院ではまったく太刀打ちできない状況になるはずです。

 

コンビ二や飲食店のように、地域の未経験の方を採用してなんとかなる業種ではありません。

 

 

このような状況下が見えて行く中で、

 

そもそも人材を採用する体制を維持していくのか、

この点から見直していく必要があるように思います。

 

過去記事:人材はリスクでしかない

 

過去記事で述べさせてもらっていますが、院長がマネジメント力を磨かれることすら、ムダになっていくようにも感じます。

ムダとは言いませんが、注力すべきことがもっと他にあるということです。

 

 

そして、その上で採用が必要とななる際に、

 

求人票を出す

従来のように求人広告サイトに掲載する

就職説明会に参加する など

 

これまで通りでは、通用しないです。

 

 

病院の個性、価値観を伝える努力をしていかなければならないでしょう。

 

個性とは何か?

価値観とは何か?

 

アットホームでスタッフが仲良しです。

残業ありません。

セミナー費用を負担します。

 

そういうことではないです。

院長ご自身が掘り下げて、個性や価値観を見なす必要があります。

 

さらに、それを対外的に発信しなければなりません。

 

SNSなのかホームページなのか、動画なのか、

それら全てなのか、

 

 

採用に限っていえば、求職者にそれらの情報を届けなければならないです。

※初診患者に向けても同じことが言えます。

 

 

ご自身できない、スタッフでもできない

 

そうなるならば、そのようなリテラシーがある担当を採用するなどの必要性が出てくるでしょう。

※地域で看護師を探すより、簡単なはずです。

 

 

採用面という点でも、今後の動物病院が動いていかなければならない状況は変わっていきますし、

新卒採用から着手していっていいように思います。

 

 

今回の記事では、今後の動物病院における人材面は、

職種と仕事、その両面から多様化する、人材採用はこれまでのやり方は通用しない、そもそも人を採用しない体制づくりを真剣に検討する必要がある、それでも人材が必要なら動物病院の個性や価値観の深掘りを実施して、それを対外的に発信していくことが必要になる、このようなことをお伝えしました。 

 

 

 

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