動物病院の駐車場はどうやって管理している?
若者世代の車の所有率が減少している。
ある部分的には信用していい数字だとは思いますが、
ただ、本当に車の所有率、利用率は減少しているんでしょうか?
動物病院において、車の利用率は少なくないと思います。
動物をキャリーに入れて連れてくるとなると、やはりそれなりの移動労力になりますし。
そういった事情を受けてか、
動物病院における駐車場の設置率、
提携駐車場を用意している病院を含めると、かなりの率になると思います。
貴院は駐車場を設置・準備されていますでしょうか?
以下、こんな調査データがあります。
診療料金の明瞭性よりも、
駐車場があること、また駐車スペースが広いことの方が病院選択時の重視する事項で上位になる。
時代の変遷で、昔は路上駐車ができたのにできなくなった、それだけで患者数が変わってきたという病院もあります。
また、病院前の道路が映せる場所に防犯カメラを設置して、待合室内にその模様を映し出せる状況にしていて、
法律的に、モラル的にどうかとも思いますが、取り締まり対策に活用されている病院もあります。
そのぐらい、通院するという基本的な観点で駐車場対策は重要になります。
今回は、動物病院の駐車場の管理についてお伝えしていきます。
生活の基盤として車が必要となっている地方だけでなく、都心部と言えども重要視されてる動物病院の駐車場ですが、その管理はどのようにされていますでしょうか。
自社駐車場の場合はもちろんのこと、提携駐車場の場合でも管理事項として以下の事項について注意が必要と考えます。
◆設備面
・隣の車両との間隔が適切か
・隣の車両との白線引きが適切になされてるか
・出入口、また病院玄関までの誘導が安全になされているか
・道路と駐車場の出入りの安全配慮、ミラーの設置等がされているか
・夜間照明の設置、その照度が適切かどうか
・ハンディキャップ車両専用、シニア動物専用駐車場の確保がされているか
・雑草の有無、清掃(ゴミ、排泄物)が行き届いているか
◆ソフト面
・ホームページ等で駐車場の案内が適切になされているか
・自院の駐車スペースであることが分かりやすい掲示がされているか
・無料駐車時間等の案内が適切になされているか
設備面、ソフト面と整理するだけでも、管理すべき事項はかなりの事項になりますよね。
動物病院の駐車場管理者の設置
これらの管理事項をなんとなく、ではもちろん管理しきれません。
特に新型コロナウイルスの感染が懸念される状況では、病院待合室でなく、駐車場内でお待ちいただくことも必要になってくるでしょう。
駐車場の管理自体をスタッフが定期的に管理する業務として位置づける、もしまだ対策が進んでいないようでしたら、その対策をお勧めします。
具体的には
上記に挙げた事項をチェックリストに挙げてみる。
担当者を決めて、定期的に運用管理する。
先ほど挙げた調査データなどをスタッフさんにも共有して、
患者様にとっていかに駐車場が重要な事項となっているかを理解させることも必要になるでしょう。
そして、この取り組みをホームページ等で積極的に開示、知らせていくことで、
特に初診患者さんの来院動機につながってきます。
これらの業務は特別にスキルを必要とするものではないので、新人スタッフ等に担当してもらうのもオススメです。
今回は駐車場に特化して情報をお伝えしましたが、
都心部では、最寄り駅からの道順案内などもホームページ上で紹介することも親切です。
難しいものを作る必要はなく、実際にその道順を歩きながら、ランドマークになりそうなお店などを写真に撮って、
それをまとめるだけでも効果があります。
ぜひ、病院の管理業務に加えていただきたいと思います。
今回は、動物病院の駐車場管理についてまとめてみました。
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