動物病院経営でコンサルタントを利用するリスクについて3つの視点から考える

 

こんにちは、北村(@PLAN-B)です。

 

先日、初対面の院長から「北村先生」と声をかけられました。

 

獣医師の先生とは違って、「先生」とは呼ばれ慣れたないもので、、、

 

こそばゆさと、ちょっとビックリしたと同時に、危うさを感じたんです。

 

無資格で名乗れる職業=コンサルタント、「先生」と呼ばせてしまう風潮について、、、

 

 

皆さんは「コンサルタント」というと、どのようなイメージを持つでしょうか。

 

  • ある分野に精通している
  • プロフェッショナル
  • 専門的な知識や経験を持っている  など

 

ちょっと分からないですが、こんなところでしょうか。

 

 

だとしたら、やっぱり危険だと思うんです。

 

 

例えば、 

  • 現在、動物病院を経営していて課題を抱えている。
  • 動物病院の経営セミナーに参加しようと考えている。
  • 動物病院専門のコンサルタントに相談しようと考えている。

 

課題を抱えていない経営者なんていませんが。苦笑

 

以上のような状況の方がこの記事を読んでいただけると、

 

 

コンサルタントにどんなリスクが潜んでいるのか、どういう点を注意してコンサルタントから話を聞けばいいのか、

 

 

そういった疑問点を解消していただけます。

 


1つ目:動物病院を経営するにあたって、コンサルタントは必要なのか?

 

これまで数多くの動物病院の経営者、院長先生をお目にかかってきました。

 

それだけでなく、数多くの現場に入って、実際の経営課題に携わらせていただいてきました。

 

 

しかも、私が携わらせてもらうカテゴリーは、

 

「人材関連」「マネジメント関連」この分野に集中していますので、

 

必然的に、かなり密度の濃い関わり方をさせてもらっています。

 

 

キーワードは 

 

「愚痴」「ねたみ」「マウント」・・・

 

こんな感じの現場です。

 

 

このような状況下で、院長先生は何をコンサルタントに期待されますか。

  

  • どうにかしてほしい。
  • この険悪な雰囲気をなんとか変えてほしい。
  • 人間関係がぐちゃぐちゃになっている状況をなんとかしてほしい。

 

おおかたは、このようなご相談になってくるんですが、

 

 

コンサルタントの私の立場から言ってしまっていいのか、、、

 

 

はっきり言って、コンサルタントが力になれることなんてないんです。

 

 

というか、コンサルタントの姿勢というべきでしょうか、

間違っても、「解決してあげる」、そんなスタンスで関わったら大変なことになります。

 

 

そもそもコンサルタントの役割って、、、

 

大したことはできないんです。

 

その点は、姉妹サイトでもお伝えしている通りです。

 

 

動物病院コンサルタントの評判

 

経営者、マネージャー、リーダー、スタッフ

 

 

病院の皆さんが「主役」なんです、いい意味でも、悪い意味でも。

 

 

そして、組織の状況を直接的に変えることができるのは、

 

経営者=院長だけなんです。

 

 

間違ってもコンサルタントが直接何かを変えることはできません。 

 

 

なぜこんなことを改まって言うかというと、

 

 

「コンサルタントに依頼することで全てが解決する」

 

 

と思われている院長も少ないのですが、そういうケースでは特にコンサルを入れたところで大したことはありません。

 

 

コンサルタントは万能ではないって当たり前なんです。

 

 

動物病院経営にコンサルタントが必要かと問われれば、何かを変えることを期待しているのなら、必要ないです。

 

 


2つ目:経営コンサルタントの主張は正しいのか?

 

それでも、、、経営コンサルタントが必要と判断される場合に、

もうひとつ注意していただきたい点があります。

 

 

経営コンサルタントの主張に説得力はあるのか?

 

 

なぜ、こんなおかしなことを確認するのか。

 

 

私たちコンサルタントは、仕事をいただかなければならないので、

 

院長先生に興味をもっていただけそうなネタを常に探しています。

 

 

ただ、経営を突き詰めていけばいくほど、コンサルタントが解決できることなんて限られてるんです。

 

特に表層的な部分では。

 

院長と会話を重ねて、どんな価値観をお持ちで、これまでどんなご苦労をなさってきて、

今後どのような展望をお持ちか、

 

全てがはっきりされている院長先生も少ないと思うのですが、

そういう会話を重ねることでようやく、私たちコンサルがお力になれることが見えて来ます。

 

 

同じ課題を何度も繰り返している状況では、結局、その課題の本質までを探らなければいつまで経っても解決しません。

 

経営コンサルタントの主張は正しいのか、

 

というよりも、本質的な課題を理解してもらえているか、または理解しようとしているか、

 

この点はぜひお持ちいただきたい視点です。

 


3つ目:院長に変わろうという意志があるのか?

 

この点に多くの文章を割くつもりはないんですが、

 

院長ご自身が本当に変わろうと決意されないと、コンサルタントを介入されたところで何も改善、解決しません。

 

1つ目でもお伝えした通り、コンサルタントが直接何かを変えることはできません。

 

全ては経営者=院長なんです。

 

 

そして、本当に変わらなければ、変わろう、変わりたい、

 

その思いを院長がお持ちにならなければ何も変わりません。

 

 

 

また、追加でお伝えしたいんですが、

 

 

コンサルタントを依頼する → 病院組織に波風は立ちます。

 

院長ご自身の意志がなければ、短期的には悪化する可能性が多いです。

 

 

本当に厳しい状況になりますので、そんな状況を乗り切るためにも断固たる決意が必要だと僕は感じます。

 

 

 

今回の記事では、

動物病院コンサルタントの役割と意見の解釈等、

動物病院経営でのコンサルタントを利用するリスクを3つの視点からお伝えしました。

 

 

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