こんにちは、北村(@PLAN-B)です。
新型コロナウイルスの影響、
旅行業、観光業、飲食、その他、
多くの業界がコロナによる業績低迷の影響を受けています。
その一方で、
業績が伸びている業界、
小売商品、飲食小売、医薬品、日用雑貨等があるようです。
買いだめ、巣ごもり需要、
想像するとなるほどなぁ、と思える点もあり。
じゃあ、動物病院に対する影響はどうだったのか。
そして、今後の動物病院にどのような影響を与えていくのか。
今回はそんなことをお伝えします。
今後の動物病院の方向性
短期的な方向性:今後の動物病院はさほど状況は変わらないと感じます。
実際、
大きく売上を伸ばしている動物病院、
売上を維持している動物病院、
売上を下げた動物病院、
それぞれ私のクライアント病院はありますが、理由がかなりはっきりしています。
大きく売上を伸ばしている動物病院
施策:リニューアル移転で新規集患に力を入れた(狂犬病やワクチンチケットなど)
感染対策:最低限を実施。
売上を維持している動物病院(緩やかな前年比増を含む)
施策:変わらずにできることを淡々と(フィラリア検査、健康診断など)
感染対策:完全予約制への転換、予約数の制限
売上を下げた動物病院
施策:変わらずにできることを淡々と(フィラリア検査、健康診断など)
感染対策:しっかり対策、予防目的(狂犬病、フィラリア・ノミダニ、ワクチン等)の受付中止
上記のような感じです。
これは私のポリシーでもありますが、
動物医療従事者の方々、そして、やっぱり動物病院経営者の方々
いち犬の飼い主として本当に感謝しています。
国や自治体が指針を示せない中で、
病院の運営や対策をどのようにするか決断していくこと、
従業員の出勤をどう調整するか、その保障がどうなるのか、見えないまま進まれたこと、
どんな葛藤や裏話があったとしても、そこは敬意表したいです。
そして、どの施策がよかった、どの施策がまずかった
これを論じる、批評することは、外部の人間はできません。
全ての人が、全ての環境や状況の中で決断、実行をされたことを指示したいです。
と、話が逸れましたが
私はコロナ自粛の期間で、各動物病院さんは信頼貯金をしたのではないか、と感じています。
それは対外的にも、対内的にも、です。
対外的な視点
院内感染対策を実行したこと。
これをPR、訴求していくことです。
既存の患者さんは、実際に来院していただくことで、その取り組みを肌で感じていただけたでしょうが、
新規の患者さんは、そのことが目に見えません。
病院ホームページ等で、対策注意点、協力依頼として掲示している病院は多いですが、
しっかりPR、魅せる内容で構成されているところはまだまだ少ないと感じます。
せっかく取り組んで、感染防止の実績を上げられた訳です。
たまたま偶然、感染しなかったのか。
予防対策をしっかりしたから、感染しなかったのか。
これは何もしなければ、どちらも結果は同じで、終わってしまいます。
しっかりPRすることを僕はお勧めしたいです。
対内的な視点
スタッフにどこまでその恩恵を伝えられているでしょうか。
自粛中の見えない不安の中に立たされたスタッフさんの中には、メンタルヘルスの不調を訴える人もいらっしゃいます。
せっかく対外的な視点では、これでもかという対策を実施されたのに、対内的な視点を疎かにしてしまって、スタッフさんからの信頼を得られていない病院さんも見受けます。
動物病院における採用の問題は今後も継続する課題となっていくと思いますが、
この点もどのようなフォローを実施したのかを病院ホームページ等でPR、訴求することで形として残っていくし、
今後の採用面での貢献につながると感じます。
ちょっとボリュームが増えてしまったのは、動物病院の今後、中長期的な方向性は改めてご紹介します。
今回は、今後の動物病院の方向性、
短期的な視点でを取り上げて、
自粛期間中に信頼貯金ができたはず。
その取り組みを、対外的にも、対内的にも見直して、
それぞの部分で、必要な対策、PRやスタッフフォローを実施していただきたいことをお伝えしました。
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